*本建正藍染(ほんだてしょうあいぞめ)とは--

 昔ながらの藍の染色方法で 
 すくも藍(藍草に水をかけて発酵させ堆肥状にし、固めたもの)、木灰、ふすま(麦の皮)を
 使用し、 甕の中で一定温度で 、約二週間かけて徐々に発酵させて染料とします。
 その甕の中に糊置きをした生地の糊が溶けて落ちないように
 気を配りながら染めては空気にさらすことを 数回繰り返し、その後
 水洗いで糊をおとして仕上げをいたします。
 藍の発酵状態によって 染めた色合いが違う微妙なものです。染め上がりより年月が
 たつほどに藍が枯れて何ともいえない落ち着きがでてきます。
 日本独自の美意識の中ではぐくまれてきたものです。
 また、実用性としては昔より蛇よけ、虫除けとしての生活の中に溶け込んでいていた
 染めでもあります。
 この染め方は外気、染浴の温度、湿度などに大きく左右されるため、全国でも珍しくなり
 ましたが、なんとかこれからも守り続けたいと思っております。
 何故 本建てと申しますと 家を建てるように難しいというのが語源です。